わからないけどそれでいい
わからないことってたくさんあるけど、人の気持ちって本当にわからないな、と夫と暮らし始めてからよく思うようになった。
たぶん私はメンタル強め。根は真面目だけど、努力することは苦手。なんとかなる精神も強め。
夫はすごく真面目。外では明るくひょうきん。ルールに厳しく神経質。心配性。すぐお腹を壊す。ゴリゴリのHSP。
わからないことに悩む時期もあったけど、もうわかり合えない星同士なんだなあと諦めた。
けどこの諦めは悪い意味ではなく、今後も生活を共にしていくことを前提に、諦めることがベストだと思ってそうしているのである。
むしろ他人の気持ちを理解できると思っていること自体おごりなんじゃないか?とも思えてきた。そう、理解できないことを理解することが大切だって宇多田ヒカルも言ってた。
今まで付き合ってきた人達は、考え方が自分と似ているところが多かった。そこが似ているとやっぱり居心地が良い。話していても共感しあえる。恋人同士で必要なのってそういうところだと思ってた。けどみーんなダメになってしまって、関係を継続するのに何が一番大切なのかを考えたら、尊敬できるところがあるかってとこだなあって気づいたんだよね。
夫は私にないものをたくさん持っている。私のことをいつも助けてくれる。
私も料理とか家計の管理とか、夫の苦手なところを補っている部分はあって、凸凹だからこそ助け合えてる感すらある。
理解できなくて腹が立つこともたくさんあるけど、わからないことを理解することを忘れずに生活していこう。
まだ夫婦になって日も浅いから、あせらずゆっくりやっていけばいい。
ゆべし先輩
家の近くの居酒屋に「手作りゆべし」ってメニューがあって、ゆべしが食べ物の名称ということを知りました。
「柚餅子」って書くんだよって彼氏が調べて教えてくれて、いつも冗談ばかり言ってる人だから嘘じゃないかと疑ってしまったけど本当にそう書くらしい。
帰って柴田聡子のゆべし先輩のMVをふたりで見て、この男の人がゆべし先輩なん?あんまりテニスうまくなさそうやなあって話をした。
最近読んだ「まじめな会社員」って漫画に、柴田聡子が出てきて、なんというかそこで柴田聡子をチョイスするのが絶妙すぎてね、痺れました。そういう界隈を描くのがうまいというか、作者自身がそういう界隈の人なんやろうなって感じがあった。
私は柴田聡子が好きっていうこともあって、好んで聴く人の界隈の雰囲気もなんとなくだけど理解できる。
だからこそ、あの漫画読んですげー心にのしかかってくる生きづらさとか、サブカル界でのカースト上位層の描写がリアルなんだけど、それがわからない人とか、いわゆるメインカルチャーしか知りませんって人はあれ読んでどう感じるんだろうね。
てか根が真面目でそれなりに仕事もできるあみ子なら、契約社員じゃなくとも正社員として普通に働けるだろうと思ったけど。
でもそれはあみ子の求めてるものではないもんな、あみ子の憧れはあくまで綾ちゃんであり、今村さんなんだもんなー。
色んな人の読んだ意見聞きたくなる、そんな漫画だったんだけど、意外とこういう話できる友達って自分の周りにいないんよね。
手作りゆべし、今度行ったら食べてみたいな。